使用している型紙はこちら ⇒ 12BOXプリーツスカート(簡易式) の型紙になります。
前回の 12BOXプリーツスカートの作り方⑤(プリーツの仕上げ) が終わったら次はベルト部分の準備に移ります。
スカートの身頃が出来たので、次はベルトの工程に移ります。
このベルトの作り方は、このスカートだけではなく、パンツなどにも応用出来ます。
簡単ですのでマスターしましょう!
用意するのは、ベルト布1枚、接着芯1枚です。
まずベルト布の裏面に接着芯を貼ります。
本来、接着芯というのは表となる布の裏面に貼るのは良いことではありません。
……と、縫製学校時代で教わったわたくしですが、服をよく作るようになってから そんな事に縛られなくてもいいのでは?と思うようになりました。
全面に貼るも、裏側だけに貼るも、全く貼らなくてもいいのです。
硬さが足りないなら、インサイドベルトを使用するのもいいでしょう。
自由な発想で創作することが、最も大切だと思います。
あくまでも、基礎は基礎として、頭の片隅にあれば…。( ̄▽ ̄;A
気になる方は接着芯を取る際に半分にして取ってください。(*-∀-)ノ゙
ベルト布の裏面に接着芯を貼りました。
次にアイロンで縫い代1cmを折り上げて型を付けます。
ここでもいつもの、厚紙を使用しています。使用する厚紙の解説は ⇒ 簡単袖&袖カフスの作り方 で解説しています。無い方は作りましょう!便利なので(☆-☆)
両側を折り上げましょう。
縫い代を折り上げられたら、ベルト布を半分に折ってベルト状にします。
この12ボックスプリーツスカートは、着用時にファスナーが左側に来るようにベルトを縫い付けます。
「左前のベルト布」が「左後ろベルト布・持ち出し分」に重なるのです。
半分に折るとき「持ち出し分5センチ」+「縫い代分1センチ」=「6センチ分」は面一で合わせてベルト布を折って型を付けてください。
「持ち出し分5センチ」+「縫い代分1センチ」=「6センチ分」以外は1mmほど表側をずらしてアイロンを当てます。
こうやって先にずらしてベルト布を製作しておくと、ベルトを縫い付けた時に裏側の針が落ちるという事を防げます。
以前、袖のカフスでもご説明しましたが、あの時と同じですね。イラストにすると下のようになります。
ベルト布にアイロンが当たり、形が見えてきました。
次はこれを縫い合わせていきます。
ベルト布「左前」です。
この1mm程ずらした部分を生かしながら縫い合わせます。
ベルト布をひっくり返して、ずらしたラインで折り返してまち針で留めます。
縫うのは赤い点線のライン、黄色の折り線(縫い代)までです。
縫い代1センチで縫います。
縫い始め、縫い終わりは返し縫いをして下さい。
黄色いラインの折り線(縫い代)まで縫いました。
次はベルト布「左後ろ」です。
この「持ち出し分5センチ」の位置までベルト布は面一になっています。
ベルト布をひっくり返して角や端をぴったり合わせて、赤い点線のラインを縫います。
矢印のように縫い代1センチで縫いましょう。
縫い始め、縫い終わりは返し縫いをして下さい。
持ち出し分は5センチですが、全て縫うのではなく3センチ位縫って余裕を残します。
ひっくり返すのに邪魔な角は鋏で切り落としてしまいましょう。
ひっくり返して角を整えました。こちらが「持ち出し分」のある「左後ろ」に当たります。
「左前」側もひっくり返しておきましょう。
これでベルトの準備が整いました。
次の工程の 12BOXプリーツスカートの作り方⑦ ベルトの取り付け方 へ移動する。
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