スカートを作る際にウエスト部分の固定につけるホックを取り付ける方法を解説します。
手縫いで取り付けるのですが、難しくて適当につけている方も多いと思いますが・・・。( ̄▽ ̄;A
きちんと縫うと縫い目も綺麗なのでお勧めです。(〃ω〃)
まずはホックを用意します。写真左が「輪」。右が「鉤(カギ)」と言います。
カギホック シルバー← 価格も5個で100円前後なので使っておくほうが安心です。スナップがはじける心配もないので・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
本来、ボタンやホックは番手の太い「ボタン付け糸」などを使用するように書いてあることが多いですが、私は気にせずにミシン糸を使います。( ̄▽ ̄;A
ただミシン糸は番手が細いので、糸は二本取りにしています。
ボタン付け糸などの番手の太い糸を使用するときは、一本で十分です。
必ず、丸結びをして下さい。
ベルト布の左前側の裏側に縫い付けていきます。
白い点線が「鉤」の縫い付け位置です。
縫い付けやすいようにベルトが手前に来るように持って合わせます。
点線を見れば分かりますが、鉤の端とベルトの端が平行になるように合わせましょう。
針を縫い目の隙間から、丸結びした部分が抜けられるように、縫わないように差し込みます。
隙間を通って布をすくわずに針を差し込むと、丸結びがベルト布の中にきれいに入っていきます。
こうすることで丸結びした部分が裏側に隠れます。∑d(・ω・*)
写真のように穴の際に針を通して糸を出しましょう。
ホックを美しく縫い付ける一番のポイントは、針を差し込む位置、出す位置は必ず金具の際を通るようにすることです。
そして表の布は絶対に一緒にすくってはいけません!表面に絶対に影響が出ないようにすくってください。
等間隔で針を刺していくことも重要ですね。φ(゜▽゜*)
針を通したらゆっくり糸を引っ張ります。
通した糸が輪になって指に掛かっています。
この輪に下から針を通します。
輪に針を通したら糸を引っ張ります。糸が絡んでしまわないように、ゆっくり引っ張ってください。
輪に針を通したことで縫い付けた部分が強化されました。
この一連の作業を画像①~⑤を少しずつ横に移動しながら繰り返していきます。
端まで行くとこんな感じです。(〃ω〃)
この部分を縫い終えたら次は隣の穴に針を通します。
糸が出ている近くに針を差し込みます。
この時も表側の布をすくわないように注意して下さい。
ホックはまだ固定されていない状態ですから、クルクルと動いてしまいます。
左手でしっかり押さえながら隣の穴の際に針を差し込みましょう。
糸を穴に通しました。先程と同じように縫い付けます。
輪に通す縫い方が縫いにくい場合は、針に糸を引っ掛ける縫い方でもOKです。
まず、針を差し込みます。
針の穴から伸びている糸を針に引っ掛けましょう。
矢印の方向にゆっくりと引っ張ります。
絡みやすいので様子を見ながら引っ張って下さい。
絡んで解けなくなると、一からやり直しです……。Σ(゚д゚|||)
この方法でも先に説明した方法でも、どちらでも同じように縫えます。
ご自分のやりやすい方で縫ってみて下さい。(*^▽^*)
ホックを美しく縫い付けるには数をこなすことも重要になりますが、縫い付ける穴の「内円」と「外円」の長さの違いを意識すれば上手に縫い付けられるようになります。
「内円」から「外円」に向かって放射状に縫い付けていくといいでしょう。
縫い付けられたら残るは右上の穴のみです。
先程と同じように糸が出ている近くに針を差し込み、金具の穴の際から針を出します。
表側の布をすくわないように注意して下さい。
穴に糸が通りました。縫い付けていきましょう。
全ての穴を縫い付けられました。残るは糸の処理だけです。
写真のように縫い終わりの際で、丸結びしましょう。
金具があるので結びにくいですが、なるべく際で結びます。
丸結びが出来たら、針を縫い終わりの際に差し込み、ベルト布の中を通って裏側から針を出します。
糸を引っ張って丸結びを布の中に通して隠してしまいましょう。
糸を切るときは、糸を引張り気味で切るとベルト布の中に上手く入ります。
ホックの「鉤」が縫い付けられました。縫い目が綺麗です。(〃ω〃)
次はホックの「輪」を取り付けていきます! ホックの付け方②「輪」編 へ移動する!(*-∀-)ノ゙
スナップボタンの取り付け方 は現在製作中です。(T人T)
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