布地を購入して、さてカットするぞ!という段階でよく悩むのが、
この布地の表面はどちらだろうか?φ(..;)、という事だと思います。
コットン素材のプリント地や、光沢のあるサテン地、
起毛のある別珍などはとても分かりやすいですが・・・
織りの細かいツィードや、どちらを使っても差し支えないような
シフォンなどは本当に分かりにくく困ってしまいます。( ̄□ ̄;)
そんな時は以下の方法で見分けてみて下さい。∑d(・ω・*)
写真の布地はポリエステル素材のアーバンツイルです。
布地には必ず「耳」と呼ばれる端が存在します。
このアーバンツイルの「耳」はほつれているので分かりやすいですね。
そして「耳」と並んでいるポツポツとした沢山の穴。
これで表面か裏面を見極めます。
お手元にある布地の穴を触ってみて下さい。
穴が飛び出してザラザラした感触がある方が表面。
穴の飛び出していないつるりとしている方が裏面です。
ダブル幅の布地の場合、半分に折って販売されている事がありますが、
折りたたまれた内側が表面かと思っていると・・・
実はそうではなかった!なんて事もあったりしますので、
メーカーさんによって様々なようですから、必ず自分の目で確認しましょう。
布地の表面裏面は布端の穴で見極めます。
ところがこの穴ですが、布地によっては凹凸が無く、
非常に分かりにくい場合があります。
布地を表、裏、とにらめっこしても分からない時ってありますよね。
その場合は「織り目」に注目しましょう!
このアーバンツイルのように斜めに入っている「織り目」を「綾織り」といいます。
「綾織り」は必ず、表面が矢印のように「ノ」の字に織り上がっています。
「綾織り」には綿ツイルやギャバジンなど沢山の種類が存在しますが、
「ノ」の字が表面だと分かっていれば怖いもの無しです!
では裏面を見てみましょう。
「織り目」が「ノ」の字の反対になっているのが分かります。
「ノ」の字の反対は裏面!と憶えて下さい。
それでも布地端の穴や織り目などでも見極められない場合もたま~にあったりします。
そういう場合はどちらかを表面と決めて、統一してしまいましょう。
一番良くないのは、どっちも同じに見えるからいいかと、
表面裏面をごちゃまぜにしてしまう事です。
光りの当たり具合によってパーツごとに違う雰囲気になってしまったら
目も当てられません。
ただ裏面の良さを生かしてパーツごとに分けたり、
全て裏面で仕上げたりするのも個性的で素敵だと思います。
色んな布地を手に取って創作意欲を膨らませましょう!
ショップで実際洋服を見て布地の使い方を勉強するのもオススメです。
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