パンツのベルト部分についているベルト通しを作ります。今回ベルト通しは5か所、出来上がり幅は1センチ×長さ5センチ
幅3センチ、長さ35~40センチの布を用意します
三種類のベルト通しの作り方を説明します
左から①両端にロック(端処理)を当てたもの ②片側だけ当てたもの ③切っただけのものです
今回使用した生地が薄手だったので接着芯を貼りましたが、貼っても貼らなくてもどちらでもいいです
①はベルト通しの布幅を2センチにカットし、5ミリずつ中心に向かって折ります
両端をミシンで縫います。①は簡単ですが薄い生地だと少し頼りない出来上がりになりますので分厚い生地向きです
片側だけ端処理したもの②は三つ折りにします
こちらは赤い点線部分に端ミシンを掛けて仕上げます
切っただけのベルト通し③の両端を5ミリアイロンで折り返します
中心に向かってもう一度折ってアイロンを当てます
中心部分をまつっておきます。この作り方はサイドにステッチは入れません。これで完成です
①のベルト通しを7センチにカットします。1センチずつ内側に折りましょう。出来上がりサイズは5センチです
ベルト通しの準備が出来たらベルト部分に縫い付けます
サンプルのベルトは4センチ幅になっています。赤い点線の部分を縫いましょう
ベルト通しには負荷がかかりますのでしっかり何度も縫っておきます
ベルト通しが付きました。この縫い方だとベルト通しの上下に縫い線が入ります
次はベルト通しの片側を開いてベルト部分に縫い付けましょう
返し縫などをしてしっかり縫い留めます
画像のようにベルト通しを待ち針で留めて赤い点線部分を縫います
解けないように返し縫でしっかりと。この縫い方はこれで完成です
最後はベルトでベルト通しを挟む縫い方の説明です
ズボンのウエストラインにベルト通しの端をピッタリ合わせます
ベルト通しがズレないように一度仮縫いをしましょう
仮縫いが出来たらベルトを待ち針で留めます
ベルト布を端ミシンで縫い(赤い点線部分)ます。ベルト通しが歪まないよう、ベルトに対して直角に付けましょう
ベルト通しをベルトに待ち針で留めて、赤い点線部分を縫います
画像のように一度軽くミシンで縫って、その上からかんぬきどめする方法もおススメです
かんぬきどめは強度もありますし、糸の色を変えればワンポイントにもなってデザイン性が上がります
ちなみに、私の持っているミシンにはかんぬきどめという縫い方はありませんので、いつもボタンホールを応用しています
前ズボンにベルト通しを付ける場合、出来上がりの中心から左右均等に幅を取って縫い付けます
後ろズボンは脇線よりも少し後ろ側に二か所。後ろ中心に一か所です
スカートやカジュアルパンツ、スラックス、デニムなど、洋服に合わせたベルト通しの作り方、縫い付け方をしてみて下さい
これでベルト通し完成です。お疲れさまでした!
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